パーキンソン病について

わたしたちの顔は、巧まずして表情をつくります。わたしたちの足は、思い通りに前方に出ます。ところが、このようなことのできない人がいます。顔の表情は、お面のように動かず、歩こうとすると体が前傾し、足の運びがぎこちない。このような症状があれば、その患者はパーキンソン病と診断されます。

パーキンソン病の特徴は運動失調です。筋肉の硬直、運動量の減少、ふるえ、仮面顔貌などが、それに特有な症状です。この患者は、誰かに体を押されると、よろめきながら歩き出し、故障のロボットのように歩き続けます。これらの症状は、精神の緊張があると、余計ひどくなります。自律神経も失調してきます。

パーキンソン病患者の脳を調べてみると、≪黒質≫と呼ばれるメラニン色素に富む部分が変性して崩壊し、あるいは消えてなくなっています。黒質は、ドーパミンを分泌するニューロンが集まったところですから、これが壊れると、ドーパミンが著しく減少します。その脳内含有量は、正常値の30分の1に落ちているといいます。ドーパミンで作動するニューロンは、精神活動に連動してこれをつくり、表情を動かしたり、手足の運動を微調整したりするものと考えられています。

パーキンソン病患者に対して、医師は、Lドーパを投与します。ドーパミンは血液脳関門を通過できませんが、アミノ酸ドーパはここを通過するのです。生き残ったニューロンが、ドーパを与えられて、ドーパミンを合成するのを助けるわけです。この病気の発症時点で、黒質ニューロンの半数は健在であるといいます。Lドーパは血液脳関門で中性アミノ酸と拮抗します。そこで、Lドーパを与える時には、中性アミノ酸の少ない食事をするのがよい、といっている人もいます。

黒質の変性の犯人は、おそらく、活性酸素でしょう。それならば、抗酸化物質を十分にとる習慣があれば、ある程度まで、この病気の予防が期待できるでしょう。

おもしろいことに、グアム島の住民にパーキンソン病の患者が多いそうです。アメリカの国立衛生研究所でカルシウムを投与したところ、著しい改善を見ました。ここにも、栄養物質と病気との関係があったのです。

自力改善を試みるならば、
高タンパク•低糖質食(ホエイプロテイン併用)+ビタミンB群+ビタミンB1+ナイアシンアミド+ビタミンC+ビタミンD+ビタミンE+亜鉛+マグネシウム+セレン+レシチン+鉄(不足の人のみ)+Nアセチルシステイン
このあたりが有効でしょう。

グルタチオン点滴は7割の患者に有効性を示しているようです。

早く改善したい場合は、頭蓋骨を含む全身調整を行える整体院へ通われることをおすすめします。

また、マシンピラティスはパーキンソン病の進行を止めるのに高い効果があります。

 

 


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