神経細管による輸送

〜逗子・葉山・鎌倉の整体&ピラティス【Reformer逗子院】のコラム〜

神経細胞は一般の体細胞とは形が違って、奴凧(やっこだこ)のような形をしており、「ニューロン」と呼ばれます。これは「細胞体」という名の凧(たこ)の部分と、「軸索」と呼ばれる尾の部分とをもっています。前者は枝のような突起を、多いものでは10万個ほども出しています。これを「樹状突起」といいます。この軸索や樹状突起のなかに、神経細管が見いだされます。この管のなかには流れがあり、行きの流れのためのものと、帰りの流れのためのものとが別になっています。

細胞内小器官リボゾームは、DNAのもつ遺伝情報を解読して、アミノ酸の鎖構造であるポリペプチドを合成するのが役目です。そしてそのリボゾームは、粗面小胞体の表面に付着し、またはそのそばに遊んでいます。この粗面小胞体のないところで、タンパク質はできないわけです。

脳の細胞、すなわちニューロンでは、軸索も樹状突起も狭すぎて、小胞体を抱える余地がありません。したがってそこでは、酵素にせよ非酵素にせよ、タンパク質はつくれません。そこで、細胞体の中心部でこれをつくり、神経細管によって、これを末端に輸送します。同時に、末端に生じた異化物質、別の神経細管によって、細胞体の中心に返送されます。

万一、神経細管がくびれたり、つまったりすることがあれば、脳細胞の機能はお手上げにならざるを得ません。そして、そのような事態が起こりうるのです。

神経細管は、タンパク質の壁をもつ管です。これも、異化、同化を行なっているわけですから、タンパク質の補給が十分でないと、正常な形のものができないわけです。

球状タンパクが管状に整列するためには、カルシウムイオンの存在が必要、といわれます。体液のペーハー値の高いことのメリットが、ここにでてきたのです。この事実から、カルシウム不足が、神経細管の形成を妨げることが想像されます。

一方、アルミニウムイオンがあると、管がくびれることがわかっています。アルミニウムを含む医薬には、胃腸薬や解熱鎮痛剤がありますが、これの連用に対して警告を発する学者もいます。


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