抗ウイルスビタミン

細菌性の疾患も多いですが、ウイルス性の疾患もなかなか多いです。はしか、風邪、インフルエンザ、帯状疱疹などがその例です。細菌とウイルスとの大きな違いは、ウイルスが互いに干渉し合うという事実です。この干渉因子が「インターフェロン」です。

細胞にウイルスが侵入すると、インターフェロンがつくられます。この防衛機構によって、私たちはウイルスの活動を抑え込むことができるわけです。

インターフェロンにはいくつかの分子種がありますが、いずれもが糖タンパクです。この糖タンパクをつくる代謝に、ビタミンCが関わっています。風邪ひきの初期に、30分ごとに1グラムのビタミンCを摂れば、大事に至らずに済む場合が多いです。この事実は、インターフェロンの効果として説明することができます。インターフェロンは糖タンパクですから、タンパク質の摂取が充分でないと、ビタミンCが足りていてもその効果を発揮することができません。

◉ 抗ウイルスビタミンのリスト
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