うつ病とビタミンC

うつ病では、脳脊髄液中や脳幹中のセロトニン濃度が、正常人の二分の一程度に低下しているといいます。

セロトニンは、脳内でアミノ酸トリプトファンからつくられます。トリプトファンに、水酸化と脱炭酸という、酵素による二工程が加えられてできるのです。それらの代謝は、補酵素としてビタミンCとビタミンB6が十分に供給されることが不可欠なのです。

イギリスでは、日本の厚労省にあたるCOSMが、トリプトファン、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンEを一錠に含む製剤を、抗うつ剤として認可しています。ドイツでも同様だということです。

セロトニンはまた、入眠物質として知られています。ナイアシンも神経興奮を鎮めて眠りやすくする物質です。セロトニンもナイアシンも、同じくトリプトファンからつくられるものです。トリプトファンを多く含む牛乳を就寝前に飲むのは、そういう意味で理にかなっているわけです。


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